お金とは、一生懸命働いて稼いで、自分の欲しいものをGETするためのもの、一般的にそんなイメージでしょうか。お金とは、社会を動かす流れのようなものです。良い流れを作って、みんなが良い生活をすることが理想です。そのためには、マクロ経済を学び、目先の欲求にとらわれないことが大切です。まずは、下記の動画を見て、イメージをつかみましょう。
【マクロ経済とは】
経済学には、ミクロ経済学とマクロ経済学があります。
□ミクロ経済学:個人や企業の経済活動を分析する学問
□マクロ経済学:国の中のお金の動きを全体的な視点から分析する学問
むかし、日本にお金がなかった頃、人々は物々交換をしていました。次第に米・布・塩などが今のお金のような役割をするようになり、683年頃、初めての金属の貨幣ができました。江戸時代に徳川家康がそれまでバラバラだった貨幣制度を統一しました。
『円』ができたのは明治時代になってから。1882年に当時の大蔵卿のに松方正義が日本銀行を作ります。日本銀行は日銀と呼ばれ、日本の中央銀行です。発券銀行(お金を作る役割)、政府の銀行(政府のお金を管理する役割)、銀行の銀行(民間銀行の預金を預かる&民間銀行に貸出をおこなう役割)、という3つの役割をしています。
日本銀行は、日本経済が安定的かつ持続的に成長をしていけるように物価を安定させる役割をしています。2023年4月9日から総裁(日本銀行の代表)が黒田東彦氏から植田和男氏に代わりました。
政府や日本銀行が日本経済を完全にコントロールできるわけではなく、世の中でおこる様々な出来事が経済に影響を与えます。例えば下記のような出来事です。
☑ 1955~1973 高度経済成長
☑ 1973 オイルショック
☑ 1986~1991 バブル景気
☑ 2008 リーマンショック
☑ 2011 東日本大震災
☑ 2012 アベノミクス
☑ 2019 COVID-19
1986年~1991年のバブル景気は、株価や不動産価格が異常に増大して、日本の社会全体が好景気を実感した時期です。1985年のプラザ合意が発端とされています。経験者のお話を聞くと、1万円札を手に持ちひらひらと振りながらタクシーを呼び止めたとのこと。その姿を見てみたかったなぁ。
現在も、日本でも海外でも様々な出来事が起こっています。世の中の様子を見ながら、私たちは、地に足をつけて、歩んでいかなければなりません。大切なことは、マクロ経済学(政府・企業・家計という3つの経済主体を全体的な視点から分析する学問)を勉強したり、世の中の出来事に関心を持ったりして、自分の欲望に意識を持っていかれないように常に心がけることだと思います。
最近の世の中は、闇バイト(高額な報酬を受け取る代わりに犯罪行為を代行するアルバイト)が横行していて、治安が悪くなっています。相対的貧困のせいで精神的に苦しんでしまう方は、SNS等で比較対象を見ないでください。ミニマリスト(必要最小限のものだけで暮らすライフスタイルの人)になればなるほど、幸せははっきりと見えてきます。私は幸運なことに、最近まで、財力を自慢して暴言暴力をする人間と毎日関わっていたので、お金持ちの人間像がものすごくイメージが悪くて、お金持ちの人間を羨ましいと思わなくなりました笑。その方は、周りの人たちに見放された、とても不幸な方です。(もちろん、経済的に安定した生活を送っていらっしゃる良い方もたくさん知っています。)
経済事情とは無関係に、多くの人々に勇気や希望を与える、活躍されている方々のことは純粋に尊敬しています。他人を尊重する気持ちを失うことが不幸の始まりであると私は考えています。このWebサイトは、『お金』のことを理解することで、情報過多で混乱してしまった状態を解きほぐすことを目的としています。これからも分かりやすさを大切に、丁寧に取り組んでいきたいと思います。