2023年6月13日(火)の出来事

雑記

私は、建設会社でお仕事をさせていただいております。
仕事内容は事務全般です。
10名程度の少人数の会社で、私と倉庫管理の社員以外はみんな現場に出ている状態なので、毎日がらがらの建物で勤務しております。客先に提出する請求書や毎月の支払手続がメインの仕事です。給与計算、そして、協力会社様からの御請求書や各種税金の納付期限、借入金の返済予定等を確認して、メインバンクとの打合せの準備をします。また、手形の振出や、海外送金の書類作成も行います。他には、現場に入る時の安全書類の作成や滞在地の宿泊施設の手配、外国人技能実習生の管理等をさせていただいております。

最近の出来事。
資材の販売も行っている会社なのですが、2023年4月末に倉庫管理の社員が入院してしまい、その方の分の業務が丸ごと追加になりました。普段の業務にプラスで、資材の注文品の梱包・配達や在庫数の管理、作業員からの現場作業に必要な機械や工具等の消耗品の注文の対応も行うようになりました。忙殺ではありましたが、10キロ以上ある重いものを毎日持つので良いウェイトトレーニングになり、より充実した日々を過ごしておりました。

ここで、一旦、我が社の社長のご紹介。

社長は、野心とガッツがあり、非常に尊敬できる方です。
ただ、大きな難点があります。それは、感情のコントロールができないところです。

毎日、誰かを見つけては、暴言を言います。客先の方も、協力会社の方も、(自分の息子以外の)社員も、全員カスだそうです。アポイントは平気ですっぽかします。と言いますか、覚えるつもりがないので、ダブルブッキング、トリプルブッキングはザラで、人を待たせるのも平気です。
その場の思い付きで出した指示は全て忘れるので、いつも社員が勝手にやったと怒鳴りつけます。会社の資料に目を通す習慣が全くないので、気が向いたときにご覧になっては、理解できず、分かりにくいと怒鳴りつけます。口癖は、出てけ!帰れ!アホみたいな仕事もまともにできんお前らなんか要らんやないか!てめえらのせいで俺はいつも損ばかりなんだ、金払えコラ!です。
出社される時は、イライラ状態がデフォルト。ターゲットを見つけては、バカ・アホ・クソと数十分に渡って言い続けます。

さて、同僚の入院日以降、社長が出社される時に顔を合わすのは私1人です。

私はというと、今迄、日々の暴言以外にも、暴力(叩かれる)、セクハラ(触られる・抱きつかれる・キスされる)等の悍ましい経験をしてきたので、社長と対面する時は、無表情イエスマンで、余計な関わりが発生しない様に心がけ、罵声以外の社長の御意向だけをピックアップするスキルが身についていました。
私は、泣きも怒りもしたことありませんし、言いがかりや勘違いに対して一切反論しないので、社長にとって好都合な反面、おそらくいじめ甲斐がないと感じられていたように思います。5月から私しかいない状態でした。私を罵っても罵っても満足感がなかったのか日に日に暴言がエスカレートしていきます。グーで振りかぶりながら脅される事もありました。しかし、今まで耐えてきた自信もありましたし、入院中の同僚には絶対心配をかけたくないので、特に気にせず日々の業務に取り組んでいました。

しかし、6月に入ったころから、今迄経験したことのない異変が起こり始めました。

前触れのない突然の嘔吐と体の震えが起こるようになりました。
病院に行こうと思う程までは気にしていませんでしたが、週1で来る優しい御高齢の方と部長(社長の息子)に最近の体調の事と、ストレスが原因である可能性がある事を軽く話しておきました。

6月13日
出張中の社長から電話がかかってきました。
電話の内容は、部長(社長の息子)が勝手なことをしたという内容でした。そして徐々に、部長から私に過去保管指示があった資料を私が保管したことに対して、怒りを向け始めました。私が返事をしてもしても、社長の気持ちが収まらなかったようで、何度も同じ話をぶりかえします。アイツ(部長)は社長じゃないんだぞ!社長は俺なんだぞ!なんで保管しやがったんだ!おかしいだろ馬鹿が!そんなことも分からんのか!と、どんどん社長は興奮していきます。そして、聞いてんのかコルァ!ちゃんと返事しろよ馬鹿がコルァ!やめさせっぞコルァ!と更に興奮していきます。

慣れているはずだったのですが、私は途中で体が震えだし声が出なくなりました。
声が出なくなったのは初めてです。私は、咄嗟の判断で、初めて途中から電話機の録音ボタンを押しました。一方社長は、私の返事が少なくなった事に対してイライラMAXです。

首にすっぞコルァ、返事しねーのかよ、そーかよ、じゃあそれでと言いました。
私は早退を願い出ました。会社の鍵を置いていく様に指示を頂いたので、いつも以上に慎重に施錠してICカードをかざし社長御指定の場所に置いて会社を出ました。まず、部長、そして、現場に行っている大事な先輩達、入院中の大事な仲間、週1の優しいおじいさんに事情を連絡しました。
初めてパニック状態になった私は、早退した足で、人生初の心療内科受診。
先生を前に呂律が回らず、自分でも何を求めて病院に来たのか意味不明でした。
翌日、内科・消化器内科受診
翌々日、消化器内科受診
そして、また次の日、内科受診。

会社の方から何度も連絡が来ます。戻ってきて、会社が滞っている、と言われますが、社長からの指示により出社できないので、取り敢えず社員に対しては、リモートでできる限りの対応をとる事になりました。社長は、本社勤務は徹底的に潰してきたし、ご自身では実務をしない上、チェックする事すら放棄してきたので、どうしたらいいのか分かる人が1人もいない状態になってしまいました。非常に人材が貧弱な会社なのです。社長は、俺はクビにしたつもりない!アイツが黙るから悪いんだ!と騒いでいる様です。今まで社長に何をされても言われても勤め続けたのだもの、それは何を言っても大丈夫と思わせる様な態度をとってきてしまった私も悪いですね。でも、申し訳ない事に、体調に異常をきたしているし、6月13日の電話を録音させていただいているので社長の言葉が証拠として残っているのです。今回だけは、社長の言い逃れを阻止できる対策をとらせていただきました。

週1のおじいさんから、元気?声が弱々しいよ?どの病院?玄関先に出てこれない?と頻繁に言われる事が苦痛になってきました。自分でも分からないから検査を受けているところです。と答えているのですが、会社に戻ってこれないの?次の準備してるの?と根掘り葉掘り聞かれ、体調を戻すのにどのくらい時間がかかるか分からないし、自分のペースで進めたいので、何か変化があったら私からお伝えするので、連絡は仕事に関する事だけにしていただませんかと伝えています。優しい方で、心配して下さっているのは理解していますが、非常に苦痛です。

あの日から一週間後(当記事を書いているタイミングです。)、ひどい眩暈があり、強烈な吐き気と頭痛が長時間続きました。ここ1週間、全く眠れない時間が続いたり、酷く眠くて意識が朦朧としてずっと幻覚を見ている様な状態になったりします。こんな事は生まれて初めてです。医者からは、検査を一通りして、内臓疾患の可能性が全部否定された時には精神科を受診して下さいと言われています。

というわけで、あの日、日常生活が突然途切れました。

今、体と頭がおかしくて困っているところです。

私は、この会社で働いているみんなの事が大好きです。このような気分屋さんの社長と付き合ってる事もあって、寛容で穏やかな方々なのです。年単位で勤務している方々と同じく、きっとコイツは『やめろ』と言ってもコンスタントに出勤してくるだろう、生活の為に縋り付いてくるだろうと、勘違いしていたのかなと思います。そんなつもりはないのであれば、どんなに気が立っていても解雇の言葉は踏みとどまらなくてはいけなかったと思います。言われてしまった私は人生に大ダメージだったので、申し訳ないけど現時点では、弁解されても、体調悪化したり混乱したりするだけで、受け止めてあげる余裕がありません。

社会保険や雇用保険、離職票、住民税の普通徴収への切替えを、あの日の翌日にお願いしましたが、行われていなさそうなので宙ぶらりんに在籍している様な状態なのですが、今後は会社からの連絡を電話からメールに切り替えてもらって、ある程度まとめて対応する事にして、休養に専念しようと思います。

《2023.8.1 追記》
未だに退職書類が届きません。体調は食欲不振と不眠以外は、安定してきました。しばらくはずっと幻の中にいるようでしたが、今は、あの会社に勤務していたことが過去になりました。

子供達との時間を大切にしながら、子供達と過ごす時間が少なかったことを反省しました。家族で過ごす時間をとても幸せに感じています。今後の生き方を過ごしずつ考え始めようと思います。