見た目に惑わされるな、『人間は皆弱い』

評論

日本人の意地悪さ

 日本は既得権や年功序列が頑なに存在し続けていて、奴隷の様に生活する人が増え続けていることに、今や多くの人が気付いていると思います。それなのに、なぜ改善していかないのだろうか。それは、日本人の「意地悪さ」が原因だと思います。日本人は、海外の人から「礼儀正しい」とイメージを持たれていますが、同調圧力に屈し、世間体を気にし過ぎる傾向にあるが故に、そのように見えているだけかもしれません。自分は優位な立場でいたい、都合の悪いことは気付かないふりをする、日本で生活をしていたら、そんな場面にたくさん出逢います。

日本人同士の足の引っ張り合い

 みんな政治が悪いと言うけれど、国会議員を選んでいるのは国民です。自分の生活の為に都合のいい人を選んだ結果が選挙の結果です。日本の政治は問題点がたくさんあると、みんなに紛れて言っている人の中には、実際自分の権利が守られていれば特に問題はなく、目立たない様に適当に合わせている人もたくさん存在しているということだと思います。日本人はいかにも良い人そうに見える人ばかりだが、SNSの匿名性を利用して、目立つ人を徹底的に攻撃する人が大勢います。目立つことを避けて、新しいアイディアが出にくいし、それ故経済成長もしません。とてもくだらない足の引っ張り合いをしています。

見た目に惑わされるな

 こんな日本社会で、今を生きる私たちは、この風潮に惑わされることなく、自分を大切にして生きるという強う意識が大切だと思います。日本が内側から変化していき、自然と偽りのない喜びが溢れてくるためには、一般論に騙されないように注意が必要です。人間は、強い生き物ではないので、強い信念や気力を保つためのパワーが必要です。がっちりと守られていて一見とても敵わなそうに見える強そうな人も、装備を取り払えば、本質は同じ弱い生き物です。誰も特別ではありません。本気で人には優劣が存在すると思っている人がいたら、それは大きな勘違いです。日本に限らず世の中のいろんな人間の姿は、人間が持ちうるあらゆる側面だと思います。

自分の人生を生きる

 誰もが、自分が快適に生きるために工夫しています。環境によって、それぞれ工夫しています。善悪は明確に区別できるものではありません。見た目に惑わされず、誰に対しても萎縮することなく、貴重な人生の時間を有意義に過ごしていきたいものです。