『家庭に隠される諸問題』hidden problems

評論
domestic violence

身体的暴力・精神的暴力

working alone

家事・育児・介護のワンオペ

poverty

貧困

傍から見たら"ごく普通の家庭"に見えても、困っている人、苦しんでいる人が沢山います。それらの問題は、見えないところでの脅しやマインドコントロール、加害者の二重人格によりしっかり隠されていたり、世間体や周りの勝手なレッテルを気にして孤独に抱え込んでしまったりと、顕在化されづらいものです。勇気を出して公的な相談窓口や友人に打ち明けたとしても、何も進歩がなかった時に尚更絶望感が高まってしまうこともあります。

一体どうしたらよいのでしょうか。

昔に比べたら、インターネットの普及に伴い今迄見えなかった現実が知れ渡るようになったと思います。それをもう一歩進めて、どのくらいの人数がどのような事で悩んでいるかが可視化されたらと私は考えています。人は無意識に視界に入れるものを選択し、各自にとって都合が良いか悪いかで問題視するかどうかも決まってくると思いますが、社会全体の安心感や納得感、明るい雰囲気の為を考えると、多数の人がなるべく正確に現状を共通認識し、いつか我が身にも降りかかってくるかもしれない社会全体の問題として考える事が大切だと思います。問題解決は全てがマニュアル化できるものではなく、根拠のない正しさの主張やアドバイスではなくて、1つ1つの問題を真新しい案件として個々の事情に応じて対処していかないといけないものが殆どであると思います。しかしながら、まず、多数の人が苦難を強いられ続けている置き去りになったまま長い時間が経ってしまっている問題に、多くの人がアイディアを出し合えたら、少ししがらみが解けて気持ちが楽になることもあるのではないでしょうか。