思い通りにいかない事があっただけで絶望してしまう、また、可能性が低い理想に投資し過ぎてしまいがちな人は気をつけましょう。いちいちそんな事していたら人生やっていけません。
山ほど失敗するのが人生だし、理想に近づく為には努力が必要です。『努力は必ず報われる』という言葉は驕りだと思います。人の数だけ生き方のパターンがあるだけで、その人ではないからその人の様にはなれません。どうせ駄目だからやらない、勝算がないと動かないという様に『ゼロか100か』の思考では変わる事はできません。大企業に就職かニートになるか、理想の人と関わるか孤独でいるかの様な極端な2択でいたら何も進みません。汗をかいて恥をかいて無様にもがいて自分なりの幸せを掴むのです。スマートな生き方なんてないし他人は関係ありません。立ち往生する程人生長くありません。
不安不安と言っていても意味がないので、調べたり考えたりして今後の生き方を見つける行動が前進に繋がります。自分に合うスタイルを見つける事は妥協ではなく希望の発見です。
私は家庭教師を長年していたので今でも元教え子達から相談を受ける事がありますが、人は行き詰まった時、極端になりがちです。客観的に見たら小さな事を本人は何もかもがダメだと思い込んでしまっています。
私も苦しい時期が何度もあったので分かります。ネガティブになっている時は、ネガティブな物事ばかりに目がいってしまい無意識に集めて並べてしまうのです。そして、あれはダメだ、これもダメ、これもうまくいってないじゃんと、あぁ私って、全部ダメじゃんと思ってしまうんです。
しかし、大事な経験です。自分の弱さに向き合っている時期です。この時期を乗り越えると強くなります。スタンフォード大学のケリー・マクゴニカル教授の言う『レジリエンス』です。ストレスは『健康の敵』ではなく『成長の糧』と認知を変えたら、きっと乗り越えて新しい景色を見る事ができます。
レジリエンス(resilience)とは
物理学では『弾力性』、心理学では『回復力』。『stress:外力』を跳ね返して元の形状に戻る力、つまり困難な状況に適応する力を意味し、生き延びる上で重要視されています。
乗り越えた教え子達は堂々としています。その姿に私も心を打たれて踏み止まっていた何かを始めたりする事もあります。今悩みの種になってるその物事が無いと生きていけないというのは思い込みです。すぐではないかもしれませんが、何かしら方法が見つかります。新しいactionを起こす事、それが負のループから抜け出す一歩です。