政治を学びましょう

学び

日本は政治制度に"三権分立"の考え方を採用しています。三権分立といっても、日本の場合、国会が内閣を選んでいるので、3権がきちんと独立しておらず歪んだ権力構造になっているのですが、内閣不信任(内閣が信用を損なう様な言動をした時に、国会が内閣に駄目出しをする事。衆議院で内閣不信任決議案が可決されたら、"衆議院の解散"か"内閣総辞職"のどちらかを選ばなければなりません。)がその点を是正しています。個人的には、政治のリーダーは直接的な国民投票がいいのではないかと思う事があります。任期を短くしてね。
さて、三権分立は、フランスの哲学者シャルル=ルイ・ド・モンテスキュー(Charles-Louis de Montesquieu・1689年 – 1755年)が確立した考え方で、権力を3分割する考え方です。


"3権"とは

① 法律をつくる立法りっぽう

② 法律にそって政策を実行する〚行政ぎょうせい

③ 法律違反をさばく〚司法しほう

国の3つの権力を司る機関 – その長

① 〚立法りっぽう権〛: 国会(衆議院) – 細田 博之 、 国会(参議院) 尾辻 秀久

② 〚行政ぎょうせい権〛: 内閣 – 岸田 文雄

③ 〚司法しほう権〛: 裁判所 – 戸倉 三郎

【補足その1】国会とは?

国会は、3権の中で唯一、国民から直接選ばれた国会議員によって構成されています。日本は2院制という形をとっており、衆議院と参議院があります。衆議院は任期が短く最もその時々の民意を反映します。一方、参議院は衆議院が選挙の都度総とっかえするのに対し、半数ずつの改選です。参議院は、長期的な視野を持っていたり、一時的な世論に惑わされる事が少ないという特徴があり、御意見番の様な存在です。

国会の2院制と同じく、人間が判断ミスしうることから慎重に手続を進めることを意図して、日本の裁判所においては、通常の案件では3審制が採用されています。第1審の判決に不服で第2審の裁判を求めることを"控訴”、第2審の判決に不服で第3審の裁判を求めることを上告といいます。

【補足その2】内閣とは?

行政に関しての補足です。

まず、政党とは、共通の政治的目的を持つ者によって組織される団体の事で、大きく分けて与党と野党があります。与党は、行政をあずかる政党という意味で、内閣を組織している政党のことです。現在は、自由民主党と公明党です。

与党が暴走して無理に案を押し通そうとしている時などに、政権の座についていない在野の政党、野党が登場します。与党に投票しなかった有権者の声を背負い、国会で追及したりします。立憲民主党、日本維新の会、日本共産党、国民民主党、れいわ新選組などがあります。

内閣は、内閣総理大臣から任命された複数の国務大臣で構成されています。内閣が法案を出す時は、その法律を所管する各省庁において原案が作成されて閣議で決定されます。その後、法律案は内閣総理大臣によって国会に提出され、国会で承認されて法律が成立します。


昨今の日本では、経済衰退やCOVID-19の流行など様々な複合的要因で、精神的不調をきたしている人が多く、常軌を逸した行動をする人もニュースで頻繁に目にします。
この事は、決して人のcapacityが不足している事だけが原因ではなく、このような人を生み出してしまう環境を作り出す社会システムにも問題が多く存在しています。国会で新しいアイディアが盛んに議論され、良いものが結果として残っていくと、社会問題が少しずつ解決していくのではないかと思いますが、既得権益層が居座り続けていては悪化する一方の様に感じます。
とはいえ、政治は正式なプロセスで行われていますので、選挙制度に改善点はあると思いますが、意見を持った時に批評は良くても憎悪は見当違いです。共感する人を集めたデモ活動は問題解決に有効にはなりませんが、圧倒的に不利な立場に置かれてしまったら、それしか方法がないというのもその通りです。困っている人がたくさんいることを知っていながら、見てみぬふりをしていることもあらゆる場所で事実としてあることだと思います。しかし、抗議活動みたいなものは、意思表示とセットでオルタナティブの提示がないと真剣味が伝わりませんし、参加者自身も負の感情を高めてしまうだけで気分が晴れるという効果すらない様であれば誰にとってもメリットはない様に思います。雰囲気に流されてしまったり、悪乗りしてしまったりする人で規模が膨らんでしまい、悪質になってしまった事例もあります。
しかしながら、不満や不安を抱えて生活している人達がどうやって生きていけばよいのか分からなくなってしまっている事が一番の問題。私も、自身が1人親、親は病気、仕事は日給制。労働基準法違反の会社で黙って奴隷の様に働いている身です。だからこそ、真剣に社会問題を考えたいです。まずは、政治に興味を持つ事が第1歩。そして、多様な考え方を論理とセットで知ったり、意見を言葉にして信頼できる仲間と話せたりすると、それだけでも世の中からギスギスやわだかまりが減るのではないでしょうか。政治家の方々の日本を良くしたいという熱意と勉強量は心から尊敬します。また、取り敢えず絶対的貧困からは守られている事に有難みを感じます。本質を見極めるには、あらゆる人の思いや考えを知る事が必要だと思います。